環境ビジネス

再生可能エネルギーの分野別伸び

一昨日Global Data 2009を元に、アメリカに於ける太陽光発電量、地熱発電量、風力発電量をエクセルに入れてグラフにしてみましたが、伸びがよく分からないので、前年比の伸びだけを別グラフにしてみました。 2007年、2008年は風力発電(緑色)にすご…

Cleantech Open (2)

Cleantech Openのセミファイナリストは、全部で103社(も)あります。 ざっと内容を見ても、「まだまだこれから」という会社ばかりですが、まあこんなものでしょうねぇ。そもそもこういう会社を「育てて」、資金集めの「ノウハウを伝授」して、ベンチャー…

Cleantech Open (1)

3週間ほど前に、San JoseのDouble Tree Hotelで開かれた「Cleantech Open」の催しに行って来ました。「Cleantech Open」というのは、環境の分野でのベンチャー企業を発掘して育てようという活動です。 ウエブサイトからその趣旨を引っ張ると下記の様になり…

Tronto郊外に、自治体主導の太陽光発電施設

CanadaのTronto近郊のIngersollという人口1万人強の町が、太陽光発電所を建設する計画にゴーを出したというニュースです。最近こういうニュースはかなりありますが、やはり北米(アメリカ、カナダ)は、再生可能エネルギーの利用が着実に進んでいますね。総…

ゼブラマッスル

ゼブラマッスル(Zebra Mussel)という小さな貝が、アメリカ中の湖(特に5大湖)や河川で大問題になっています。 湖に面した発電所や工場の取水口にこの貝がびっしり張り付いて、工場の操業や発電所の発電が止まって停電になったりします。この貝は、ヨーロ…

水処理関連のセミナー

8月5日に水処理関連のセミナーに行って来ました。 "The Water Crisis: An Update on the Challenges in Water Efficiency and Treatment” セミナーというよりはパネルディスカッションで、4人のパネラーが、参加者の質問に順に答えて行くという形式でした…

 クリーンテックの学校 

「クリーンテック」のブームで、この業界に関わる人材の育成がもっと必要、という認識があります。たとえばシリコンバレーで人気のあるクリーンテックのネットワーキング・グループ、FountainBlueではTech to Greenというタイトルで毎月、IT業界から環境技術…

使用済みEV二次電池の再利用事業

トヨタとテスラの提携を始め、EVの動きが早まる中で、それに比べると地味な事業だがリチウムイオン電池など使用済みEV電池の再利用の動きも活発化しているという。(注:英語で「リサイクル」という時は再利用ではなく、使用済み製品から新製品に作り替える…

中国のハイテク・グリーンテック都市、昆山

今まで中国には行ったこともなく、全く土地勘がなかった私ですが、最近であった友人に感化されて、上海の近くの発展途上都市、昆山(Kunshan)に注目しています。彼は台湾出身の奥さんと子どもを連れてこの夏に昆山に移住し、不動産投資ファンドを始める予定…

マイクロ・インバーターのSolarBridge、続き

昨日のMicroInverterシステムの続きです。どうも日本語の表現が(原文の英語もそうなんだけど)わかりにくい、というか私自身もよく分からないところがあるので、半導体に詳しい阪口さんにこんな解説をしていただきました。これだとちょっと分かる気がします…

マイクロ・インバーターのSolarBridge、$15百万の資金調達に成功

テキサス州Austinに本社を置くマイクロ・インバーターのベンチャー、SolarBridgeが第2ラウンド(シリーズB)の資金調達に成功。同社のインバーターはモジュール・メーカーが統合な交流PV(ACPV)モジュールを制作することを可能にし、モジュールの効率性改良、…

省エネへの投資は回復する

「2010年に、アメリカの省エネへの投資は回復する」Johnson Controls社による、北米の大手企業1,400社の幹部への調査から、上のような結果が出た。• 52%の回答は、エネルギー効率に対する資本投資を行う計画がある(昨年の46%から上昇) • 60%は今後12か月…

「水」は「石油」より高くなる?

今年に入って、環境関連技術分野の中で「水」の注目度が上がってきたように思います。今後、新興国・発展地域の経済力が上がり、産業が発達する中で、水の不足が様々な分野で問題になると思われるからです。考えてみると、「エネルギー」は石油や石炭の代わり…

Bloom Energy - 燃料電池、いよいよ本格化するか?

先週1週間で、シリコンバレーの環境技術ベンチャーである、Bloom Energyという会社がにわかに注目、話題になっています。燃料電池(Fuel Cell)のベンチャーで、大手ベンチャーキャピタルのKleiner Perkinsから資金調達をし、Googleなどの著名企業にすでにテ…

環境関連ブログをHPに移しました

最近、地元を中心に環境ビジネス・ベンチャーの動向などを調べているのですがその関連のコンテンツはこの「シリコンバレー・投資」のテーマと今ひとつあわなくなってきたため、私のホームページに作った「米国環境ビジネス ブログ」にこのテーマだけ移すこと…

オバマ政権「グリーン・ニューディール」の翻訳記事

友人で米国環境関連方に詳しい弁護士のジュリアン・グレッサー氏による、オバマ政権「グリーン・ニューディール」がもたらす機会と、それに日本企業が参加する方法、という記事の翻訳を担当、日経「エコロミー」に今日、アップされました。

またまた風力発電

数日前に風力発電はコスト競争力としては最も有望視されているが景観を損なう為住民運動との調整が難しい、というエントリを書きましたが、今日はたまたま、どこを見ても「風力発電」が目に付く日でした。まず今日来た「フォーブス」の最新号(4月27日号)、…

カリフォルニアの高速鉄道、一歩実現に近づく

カリフォルニアの主な都市間を高速鉄道でつなぐ、California High Speed Raiway Authorityが2009年度までの予算に対し州からのローン2910万ドルが認められ、実現に一歩近づきました。南北に長いカリフォルニアはサンフランシスコ・シリコンバレー間のCal Tra…

風力発電、Not in my backyard (NYMBY症候群)

日経エコ・ジャパンに景観を変えてしまう風力発電 地域と住民への配慮が大切という記事がありましたが、風力発電設備は確かに、周りの景観とそぐわないことがありますね。現在のところ、(少なくとも米国では)風力発電が太陽光に比べ圧倒的にコスト優位にあ…

オバマ政権の「グリーン・ニューディール」へのベンチャー業界からの提言

ウォール・ストリート・ジャーナルのベンチャー・ブログに、オバマ政権のグリーン・ニューディールに対するベンチャーキャピタリストからの要望として、新政権の中核と折衝したベンチャーキャピタル、CMEA Capitalのジム・ワトスン氏のインタビュー記事がの…

Webリサーチの能率向上、環境へも小さなプラス: Web上のラインマーカー、Wired-Marker

紙の新聞を読まなくなってから、もう10年以上になるだろうか。というか、米国に住んでから自宅に新聞を契約して配達してもらった覚えが無いので、「とらない」のはそれ以上かな。今の時代、Wall Street JournalやBarronsは購読料を払えばウェブ上で読めるし…

環境ビジネス活動、始動!

始動!といっても環境ビジネスは元々からあるわけで、私が活動を始めただけですが… ずっと、環境や地球に良いことを何かしたいと思っていました。そして、米国在住の日本人として日米間のビジネスとしても何かできるんじゃないかなあ、という、もやもやしたも…

次世代エネルギーの必須材料の一つは、リチウム?

石油に代わる代替エネルギー、クリーン・エネルギー、環境ビジネスについては、投資の面からもまじめに勉強しようと日ごろ考えつつ、時間がなくてまだ本格的に始めていないけれど、最近来たForbesの(11月24日号)特集"Energy & Genius" の一番最初、「石油…

プリウスをもっとうるさくするベンチャー!

突然ですが、環境ビジネスのカテゴリーを付け加えました。去年あたりから、いままでウェブ・ビジネスなどを立ち上げていた目先の聞く友人やベンチャーキャピタリストが次々にエコビジネス関連に参入するのをみて、なんかもやもやっと、「もっとこのあたり、…