Bloom Energy - 燃料電池、いよいよ本格化するか?

先週1週間で、シリコンバレーの環境技術ベンチャーである、Bloom Energyという会社がにわかに注目、話題になっています。

燃料電池(Fuel Cell)のベンチャーで、大手ベンチャーキャピタルKleiner Perkinsから資金調達をし、Googleなどの著名企業にすでにテスト使用されている、など、話題性が多いのですが、特に先週のテレビ番組「60 Minutes」で取り上げられたことから話題になっているようです。

業界関係者、技術専門家の間からは「技術的に特に目新しいものはない」という評価もかなりある一方、それはそれで、燃料電池が注目されるきっかけになればいいではないか、という見方も。

Fuel Cell技術はもう10年以上前からベンチャーキャピタルの技術投資分野として、「来年こそは注目するべきか」という話題にはなっていますが、一方技術的に実現化しにくい、採算が合わない、などの理由で実際の投資のケースは少なく、「燃料電池」という言葉をビジネスプランに入れただけで、投資を受けられる可能性がゼロに近くなる、という人もいるほど。

マスコミへの露出のうまいBloom Energyの作り出した波で、今後この分野が注目されるようになるでしょうか。