使用済みEV二次電池の再利用事業

トヨタとテスラの提携を始め、EVの動きが早まる中で、それに比べると地味な事業だがリチウムイオン電池など使用済みEV電池の再利用の動きも活発化しているという。

(注:英語で「リサイクル」という時は再利用ではなく、使用済み製品から新製品に作り替えることを指し、“Reuse(再利用)”とは使い方が分けられています。)

英国「タイムズ」紙によれば、日産やGMなどの自動車メーカーは自社のEVから取り出した使用済み電池を風力発電所などに売却する事業を検討していると言われる。

伊藤忠と、NY取引所上場のバッテリー会社Ener1の子会社、EnerDelもバッテリーパックの再利用を調査中とのこと。

確かに電気自動車であればバッテリーが劣化し、途中でうごかなくなるなどなれば大問題だが、風力発電所など大きな設備であれば、多少劣化した電池でも低コストで買い入れ、大量に使用すれば採算はとれるのだろう。

新しい技術の華々しいデビューの周辺には、実は色々と儲かりそうな周辺事業の種が転がっているものだ、と思った次第です。