Webリサーチの能率向上、環境へも小さなプラス: Web上のラインマーカー、Wired-Marker

Chakoando2009-03-08

紙の新聞を読まなくなってから、もう10年以上になるだろうか。というか、米国に住んでから自宅に新聞を契約して配達してもらった覚えが無いので、「とらない」のはそれ以上かな。今の時代、Wall Street JournalやBarronsは購読料を払えばウェブ上で読めるし(紙より安いです…印刷や配達代がいらないから当然か)、New York Timesは登録すればただで読めるし。ただ不便なのはパソコンが無いダイニング・テーブルとかで読めないのだけれど、これも朝は子供の相手で忙しいのでのんびり新聞を読んでる暇なんかない。

米国に住んだことのある人、住んでる人は知っているけれどもこちらの新聞はどうもやたら分厚い。平日でたぶん日経新聞の倍、日曜版だと10倍くらいかな。でも、それだけの量の、読む価値のある記事が同じようなコスト構造(というか米国は基本的にみんな地方紙なのでたぶんコストは低いかも)で生産できるわけは無いので、はっきり言って読んでもしょうがない内容がほとんど(・・・かどうかはその新聞にもよるのだけど、とくにサンフランシスコのChronicleはね。)それが、大量の紙を使って(しかも半分以上は広告)、毎日どさっと来ると、余りにも紙の無駄だなあ〜と思う。で、私なりの環境・無駄への対策のささやかな一環としてウェブ上にある内容は基本的にウェブ上で読むことにしているのだけど、極めて不便なことがひとつあった。

パソコン上でモノを読むとどうしても、紙より目が疲れるしスピードも落ちる。だけれどもそこのところはキーワードのサーチができるとか、紙には無い便利さもあるのでトントンかなあ、と思っている。問題はマーカーが使えないことだった。読み飛ばしておしまいのものはいいのだけど、仕事の関係で後でレポートを各材料だとか、ブログの素材になる記事はやはりマーカーで印を付けておきたい。ウェブだとページごとのブックマークはできてもその記事のうちどこをマークしたかったかが分からない。で、大事な記事はやはり紙に印刷してマーカーで線を引いていたりしていたのだけど、先日、何かウェブ上でマーカーを使えないかな、と思って探したら・・・

ありました。Firefoxの無料プラグインなので、ブラウザーFirefoxでないといけないのだが、(でも・・・これも絶対にオススメ。IEから数ヶ月前に切り替えたけどもう決して戻れない!)簡単に無料でダウンロードするだけで、すぐに7色のラインマーカーがウェブ上で使えるようになります。一度マークした記事は、閉じてしまってあとでまた開けて見ても、マーカーは残っている。今朝配信されてきた、最新バージョンではキーボード・ショートカットが使えるようになって更に早くなった。

ふむ。何でもっと早く、気づかなかったのだろう(涙・・・)


公式サイトの説明は以下の通り:

「Web上で調べ物をすると時間ばかりたってまったくまとめが進まない!」そんな苦労はもう終わり。
WEBページにマーカーを引いて情報の強調・分類ができ、後からマーク箇所の再参照も簡単です。
写真や表もマーク可能。あなたが調べ物をする背後でレポート書きに必要なすべての情報保存を行います。


こちらのサイトに解説があり、ダウンロードもできます

というわけで、オススメデス。小さなことだけど、ウェブでモノを読んだりリサーチしたりの能率向上にも、またプリントしないで済むので環境にも、ささやかに貢献。ちょっとだけ満足。