世界レベルのクラッシュが来るぞ?(MSN Moneyより)

今朝も朝一で、仕事に行ったオットからメールのリンクが来た。MSN Moneyからのリンクで、題は"Warning: Worldwide wipeout ahead"(「世界レベルでの株価クラッシュが来るぞ!」)。

(オットは私と反対の心配性で、特に毎週日曜の晩から週明けにかけて色々な心配をし、だから月曜の朝はこういったネガティブな記事が特に目に付くらしい。ダウンサイドばかりを心配する彼には当然、株式投資は向かないので手を付けたことがなく、我が家の投資・退職資金管理は私が一手にやっている。)

おっと、わき道にそれたけれど、この記事の趣旨は現在、米国株のレベルは債券、世界規模での株式市場のレベルに較べて比較的高いレベルを保っているが、この乖離は通常、長く続くものではなく、特に債券と株式に関しては、(1)非常にネガティブなレベルの債券市場と、(2)比較的楽観的なレベルの米国株式市場、のどちらかが間違っており、債券があがるか株価が下落するかだが、株式のクラッシュの可能性のほうが断然高い、ということだった。また外国との比較では、米国のサブプライムに発した不況に対し、英国株は今年22%、フランスも22%、中国は31%下落しているのに米国市場はまだ15%のマイナス。もっと落ちるのではないか、ということらしい。「今年どれだけ落ちたか」は、それまでバブっていた市場(中国など)もあるので単純に比較の道具にはならないと思うけどね。だだ、債券がジャンクボンド並になっているのに株価がそれほど下がらない、というのは検討の余地がありそうです。

一方最近来たMarc Faber氏のニュースレターでは、これから不況が来るのは今まで比較的米国の不況を「対岸の火事」と感じていた英国・欧州・オーストラリアであり、米国と日本株は比較的安全なのではないか、としている。これも、米国や日本株が「上がる」わけではなく「比較的ダメージが少ない」だけ、だからもしこれ以上市場が上がったらそれを機会に売り抜け、また、金がもっと下がったらそれを機会にかって、「世界レベルの不況」に備えたほうがいいよ、としている。国ごとの予想は違っても、「世界レベルの株式不況」を警告しているところは今日のMSNの記事と同じである。

尚、MSNの記事中にあった下記の2リンクは役立ちそう。

*  債券市場 Bondsonline
*  世界の株式市場が一目で分かる

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