CFA子連れ合格奮闘記 - (不合格編)

始めにお断り...今日のエントリーはCFA(米国証券アナリスト試験)に興味のない方にはごめんなさい。

さて、先週火曜の3次試験合格通知から5日間、去年不合格、今年合格、の経験を書きとめておいてどなたかの参考になればと。で、恥ずかしながら最初は去年(2007年)不合格だった、敗戦記。

まあ一番の敗因はいちばんよくある、量的・時間的な準備不足でしょう。特に私の場合2次試験に受かってから10年以上のブランクがあるので、1次、2次で蓄積した知識も完全に消えうせ、しかも出題のトピックもかなり変わっているので、本来なら平均的な人より余分に勉強しなければいけなかったのだ(特に、3次試験は筆記があるから語学のハンディもあるしね)。それを、1次・2次をストレートでうかったのをいいことに、時間的に「はしょって」できるのではないかと思ったのが間違い。ちなみに、3次は筆記部分が「感でごまかせない」とこがあるので、1次・2次を比較的短い勉強時間で突破した人が、3次に何回も落ちる、というのはよくあるパターンだそうです。自戒。

2月あたりから始めた勉強法は、Stallaのノート、CDの講義、及びPassmaster(練習問題ソフト)。これに加えてサンフランシスコのCFA Societyがアレンジしてくれた4人の勉強会。これはそれぞれ、会う時間がなかなかとれない(4人のうち3名は幼児のオヤ)のでSkype上の電話会議を使った。

振り返ってみれば勉強会は各自が十分予習・自分での勉強ができるまとめとしてならいいのだけど、時間の制約があるとついつい、「勉強会のためだけに」何とか恥ずかしくないように準備して発表する、ということになってしまいそれだけだと場合によっては逆効果かも。テーマによっては勉強会の準備に時間をかけすぎて、そこで割を食った他のテーマをCDROMの講義だけで飛ばす、というようなこともあった。ちなみにこの勉強会4人のうち、ストレート合格は一名だけ(ただ一人、独身だったひとです。子持ち組は全員ダメだった。)

そうやってろくに資料を読まずCDの講義でなんとか分かったつもりになって気がつくと5月。で、実際に問題を見てみると余りにもわからないので急遽、問題集だけを集中してやることに。StallaのPassmasterという問題集ソフトを繰り返しやって、最後には正解率が90%を超えたのだが本番の結果は不合格。後になって考えたらこれはまあ、当たり前で、CFA Instituteはその年のカリキュラムを勉強せず過去の問題だけやる受験者をきらうので、当然、毎年その年のテーマの中から新しい出題をするわけですね。そこを、過去の問題を何回もやっていると傾向と答えをほとんど覚えてしまうので同じ問題ならいいのだが、新しいテーマに出会うとまったくダメ、というわけになるのです。

...とここまで、失敗談を書いていたらそれだけで疲れたので、「合格記」はまた明日、明日...