アップルの曲がり角?
先週末、iPadの勧めに従ってiOS 6に(遅まきながら!)アップグレードしました。
このアップグレードをするとGoogleの地図が消えて、極めて不評なApple製の地図が代わりに入ってくる「アップル地図事件」はもちろんご存じと思いますが、
(CEOが謝罪を公表したり、謝罪を拒否したマップ業務の責任者がクビになったり本当にすったもんだ騒動になっている!)
うかつにも知らなかったのは、iOS 6にしたとたんにYouTubeアプリも無くなってしまったこと!(毎日見るもんじゃないので、子供からクレームが来てはじめて気がついた)。
YouTubeはGoogle傘下にあるため、Googleとのライセンス契約が切れたのが原因、とありますが、AppleがGoogleをライバル視した戦略をとっていることは上記「地図事件」でもあきらか。
あるユーザーのコメントで、
グーグル関連のアプリをはずすことによって、appleには多大なメリットがあるのか、
それとも単にライバルものだからはずすのか・・・
できればユーザーのことを第一に、appleに考えてほしいものです。
とありますが全く同感です。今まではApple製品は常に、ユーザーが使いやすいことが第一、と言う印象があったのに残念です。
これをビジネスコンサルタントとしてどうしてだらだらと書いてきたかというと・・・
少し前に「巨大化したアップル工場、利益に苦しむ下請け、部品メーカー」というような意味の記事がありましたが、未だ、日本の部品・素材メーカーさんからは「とにかくカリフォルニアに行ってアップルに売り込みたい!」という要望がたくさんあります。
それが悪いわけではないのですが、昨年からの一連の出来事:
等という「点と線」をつなぎ合わせ、「何が何でもアップルに」というよりも、Appleの動向、ユーザー評価などをしっかり観察していった方がいい時期に来たかな、と思うわけです。