シリコンバレー就職事情

今日はサンノゼで2件、ミーティングがあり、2つめのクリーンテク・ベンチャー投資パネルは長くなるからまた後で書くとして、その前にパソナシリコンバレー・オフィスにいらっしゃる二宮さんにこちらでの就職事情などを伺うことができて参考になりました。

やはり、半導体企業を中心に不況によるレイオフなどがじわじわ、日系企業を含めると米国経済より一歩遅れる感じで広がっており、半導体そのものから部品、製造装置、というように裾野に波及しているのだそうです。それはそれで大変なのだけれど、一方シリコンバレーでのプロフェッショナルの立場から見ると、ネットバブルがはじけて急に不況になった2001年などに比べると今回のはそれほどたいしたことない、というのがやはり直感とか。ネットバブルの時にはベンチャー資金があふれるほど入って、まあ要するに仕事があまりに増えすぎて、だからバブルがはじけた反動も大きかったのでしょうが、確かに2000年代に入ってからのベンチャーは以前ほど華々しく目立たない代わり、必要以上に資金調達をせず、無駄使いもしない、という傾向があったので不況になってもそれほど派手に人きりをする必用がないのかも。

ところで、リクルーターの業界のプロも最近は皆さん、LinkedInを活用していらっしゃるとか。Monsterなどの履歴書・職探しサイトに比べて、積極的に求職活動をしていない人も見つけられるのがいいのだそうです。日本ではLinkedIn、履歴書サイトだというイメージができあがって今ひとつ普及していないですが、シリコンバレーでは今の仕事に使うネットワーキングにも活用できるので、ほとんどの人が入っていますもんね。

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