照明

LED電球の力率

日本のメーカーのLED電球の力率がどれ位か、各社のウエブを色々調べてみましたが、調べた限りではパナソニックも東芝もシャープもウエブサイトには載せていませんでした。多分、大分悪いのでしょうかねぇ。もう少し調べてみます。 外国のメーカーはどうかと…

大事な電力ファクター(力率)

交流電力を使う場合、あまり意識しない隠れたファクターとして「力率(りきりつ)」というものがある。英語で言うと「Power Factor」である。 これは何かと言うと、wikipediaでは、 力率は、交流電力の効率に関して定義された値であり、皮相電力に対する有効…

AC→DC回路を一ヶ所にまとめよう

省エネをはかる際に、オフィスで一番電気を使っているのは冷暖房であろう。季節性はあるが。 次が、照明では無いかと思う。オフィスによってはコンピュータやサーバーの消費する電力の方が多いかもしれない。 照明に関しては、やはり今の蛍光灯を、直管型LED…

アメリカに於けるLED電球の値段

先日、シリコンバレーのホームセンター(Home Depot, Orchard Supply Hardware)に行った折に、LED電球がどれ位の値段で売られているか見て来ました。少し見づらいですが、クリックすると拡大します。 これはPhilips製。明るさは分かりませんが、24.97ドル。 …

LED照明用の電源回路はどこに置く

4日前に書いた台湾の道路用照明も、電源回路(AC→DC)は照明器具の外に置く様に設計されている。 このLED照明の寿命は50,000時間なので、毎日12時間点灯したとして、50,000÷12÷365=11.4年となる。しかし電解コンデンサーの寿命はそこまで保たないこともあるの…

直管型LED照明器具を考える

普通の白熱電球がLED電球に置き換わるのは、2012年位から本格化しだすのではと思う。LED電球の値段はまだまだ高いものの、40ワット置き換えモデルでは2,000円を切る様になって来た。電気代が1/10とかになるので、1〜2年で元が取れる。 ただ、オフィス等で何…

LED照明の寿命

確かに、LED照明は白熱電球や蛍光灯に比べて寿命が長いが、設計に気をつけなければ寿命は一気に短くなってしまう。 例えば、 LEDが発光するのは「P型半導体」と「N型半導体」の接合面(Junction)であるが、この接合面が高温になる。半導体であるため、接合面…

中国に於けるLED街灯

中国では、LED照明関連ビジネスで「十城万盞」と呼ばれる補助金政策が進められている。 「十城万盞」は、 LED照明のテストモデル都市での導入による内需の喚起で技術面の進歩も狙っている。 LED照明のモデル都市プロジェクトとして1…

街灯の省電力化

街灯(Street Light)もかなり電気を食う。San Joseには、65,000の街灯がある。今の街灯はHPS(High Pressure Sodium Light)という黄色のナトリウム光源を使うケースが多いが、1灯あたり200W ~ 500W程度の消費電力。 仮に平均を250Wとすると、250W x 65,000 …

CFL vs LED電球

このCFL(Compact Fluorescent Light)は、19Wの消費電力で1,250ルーメンということなので、発光効率は66ルーメン/W。 最近のLED電球の「電球色(Warm White)」の「ルーメン/W」は大体60~70。「昼光色(Cool White)」なら70~80。 ところで、パナソニックが今年3…

電球型蛍光灯(買って来ました)

はい、約束通り1個20セントのCFL(Compact Fluorescent Light)を買って来ました。 下の写真がラベルの拡大ですが、なんとPG&E(北カリフォルニアの大手の電力会社)が補助金を出しているので安いのですね。 19Wの消費電力で白熱電球75Wと同じ明るさだと言って…

電球型蛍光灯(CFL)

とにかく、ありとあらゆる所で、電力の消費量を減らさなければいけない。 とくに照明は、電力消費の大きな割合を占める。このため白熱電球は各国で順次禁止される予定である。日本も2012年で国内での白熱電球の生産と販売がストップする。(特殊な用途を…

照明の効率を考える(3)

しつこく続きます。 LED電球を色々比べているこのサイトは非常に役に立ちますが、このうちシャープのLED電球は、消費電力が多めだが、かなり明るいらしい。このうち「DL-LA62L」は全光束610lm。ランプ直下の明るさが白熱電球の60ワット以上の840ルクス。 右…

照明の効率を考える(2)

明るさに関しては、昨日書いた様に「光束」「輝度」「光度」「照度」とか色々な物理量があるが、そのなかで、「光度」の単位である「カンデラ」が「SI基本単位7つ」のうちの1つである。(なお「SI基本単位7つ」をおさらいすると、長さ(メートル)、質量…

照明の効率を考える(1)

先日、wikipediaから、 白色LEDでは、他の照明と違って発光成分のほぼ全てが可視光領域であり紫外や赤外領域には無視できるほどしか発光していないため、電力の変換効率は最大で34%と、蛍光管の25%、白熱電球の10%と比べて効率がかなり良い と引用したが、も…

LED照明を直流で点灯させるには

LEDは直流(DC)で動くので、コンセントから来ている交流(AC)をあの小さなソケットの中で「AC→DC変換」しなければいけない。ここでロスが起きるのでエネルギーが勿体ないし、ノイズの発生源になったりする。変換ロスは熱になり、その熱を逃がす為にまた放…

無駄になるエネルギー(4)→照明を考える

発電過程におけるエネルギーのロスを色々書きましたが、もう一度このアメリカに於けるエネルギーの消費フローの図を見ると、発電で消費する40エクタ(10の18乗)ジュール(以下EJ)のエネルギーのうち、利用されるのが14 EJ、無駄になるのが26 EJです。65%が…