遅まきながら・・・ 藻類バイオ燃料の年次会議に行ってきました

ABO Summit 2010

阪口氏がLAの太陽光発電展示会に行っているので、すごーく久しぶりに安藤です。

ちょっと前になりますが、9月末にアリゾナのフェニックスで開催された「藻類バイオ燃料年次総会」にいってきました。

(Algal Biomass Organizationという業界団体の年次会)

バイオ燃料は、原油の資源には限りがあり、新たな採掘コストは上がり続ける、という危機感をきっかけとして、第一世代はトウモロコシ・サトウキビなどを原料としたエタノールディーゼル原料、第二世代は食用にならない繊維系(セルロース)植物、そしてこの「藻類」原料が第三世代と言われています。

そのほかに特に米国でバイオ燃料が重要視されている一因は軍からのニーズが牽引していると言うことでした(今回の会議のキーノート・スピーカーの2名が空軍司令官と退役司令官だったのが象徴的)。

車のガソリンにはバイオ燃料以外に電気という大きな代替手段がかなり実現しそうですが、軍関連には空母、航空機など液体燃料でなければまかなえない部分が多く、そのため国を挙げて注力している、という構図です。

特に、藻類を原料とするバイオの研究は日本に比べて米国は数年から十数年、進んでいると言われています。

日本人は世界で数少ない、藻類(海藻)を食用にする民族なのに意外ですね。